「殿山共同農場きずな」ニュース

 

高齢者の支え合いと農のある街づくり を目指して活動しています     2023.11.29 第29号

 

 

  共同農場をご支援いただいている皆さんへ

◆ 感謝を込めて懇親の集い

                                                                                                殿山共同農場きずな 代表 平賀秋男 

日頃から殿山共同農場きずなに対し、温かいご理解とご支援を頂きまして、ありがとうございます。心から感謝申し上げます。

 「高齢者の支え合いと農のある街づくり」を掲げて、殿山共同農場きずなは、今年で10年目となりました。この10年の間に実に様々なことが

ありました。地球環境の悪化と気候危機、「新型コロナ禍」、ウクライナそして中東に発する「世界戦争の危機」。そして、この10年間で、

私たち自身ならびに殿山町の住民自体の着実な高齢化が進展したことが、我が街にとっての重要事項と言えます。

 このような状況の中、年の瀬を迎え、日ごろのご支援に感謝を込めて、懇親の集いを行います。「収穫感謝の集い」と「10周年記念集会

を合わせて、殿山の自治会館にて、開催いたします。

年末ご多忙の時期に誠に恐縮ですが、12月9日(土)の「懇親の集い」にご参加いただけますれば幸いに存じます。

                                                                    

   12月9日(土) 11:00 ~ 12:00  収穫感謝・野菜の販売

                           12:00 ~ 12:30  10周年記念集会

                           12:30 ~ 14:30  慰労会

     ※  皆さまとの楽しいひと時を期待しています

  ◎ 当日、展示する10年間の活動

1. これまでの活動の写真                  農作業、岩殿田んぼ、夏祭り、感謝祭・・・

2.これまでのニュース                     第1号:2017.7 ~ 第29号:2023.11

3. これまでの総会の資料                  2015年総会 ~ 2023年総会

4. その他の資料                                  2014自治会資料、2018産業・環境フェスタ資料

                                    2019環境学習会資料

 

5. ホームページ                                  現在見れるHPの映像

 

 

◆ 殿山共同農場の新しい挑戦

                                                                                                                         副代表 菊池満夫 

 新体制が決まった6月の総会で、「これまでのやり方を引き継ぐとともに、時代の変化に対応して柔軟に活動していく」ということで、皆さん

の賛同を得ました。この時代の変化のうちで、私たちの農作業という活動に直接影響する変化は、「コロナ禍」、「気候の異常変動」そして

「メンバーの高齢化」であります。これらの変化によってもたらされている「現在の農場の問題点」をしっかり把握し、基本的なところで 

改善していく挑戦」に取組む必要を感じています。こうした状況をご理解頂き、これまでを上回るご支援・ご協力をお願いする次第であり

ます。

◎ 現在の農場の問題点

    1.農地の土質:従来から気を付けてきたが、高齢化の影響か、充分徹底してこの課題を追求できていません。最近、特に土質の劣化が気に        なります。

2.野菜の質と量:農地の土質の影響に加えて、各野菜の性質に適応した育成ができなくなっており、野菜の質量とも若干低下してきています。

3.事業収支:種苗・肥料・包材など、農作業に関係する資材の値上がりに加えて、コロナ禍の影響もあって野菜の販売機会の減少があり、事業収支が悪化を始めています。

4.総体としての力量:異常気象のせいで、雑草対策や水やり作業が激増する中で、会員減少や老化による体力低下により、総体として労働力が減少してきています。このことが、前3つの問題の根底に存在するとおもわれます。 

◎ 取組み始めた挑戦

        1.土づくり:作付け前に、土壌の酸性度測定と調整、元肥の投入を定式化し安定した技法に仕上げます。必要な堆肥・有機肥料の自給を基        本とします。

2.苗づくり:可能な限り、苗は自家製を基本とします。育苗期間は、会員の家庭における作業もあり得るものとします。

3.農場の状況/作業の情報共有の強化:異常気候の野菜への影響を素早く見つけ対策すること、異常な雑草・害虫に対処することが必要です。正会員は担当地区をもち、そこの野菜生育と雑草等の状況を把握し対処します。

4.正会員とサポータ会員の連携強化:これまでサポータ会員には農場でできた野菜を消費することで農場をサポートしてもらってきました。野菜作りの正会員の総合力低下に対処して、今後は「+もうちょっと」お願いします。 

     美助っ人                    苗づくり                  

  

 

 有機肥料づくり